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木洩
れ日の森の妖精 (1コーラス終止)
<ストーリー>
人里から離れた木々深い森の中、
木洩れ日が集まる湖畔に横笛を奏でる妖精が現れるという。
<説明>
森の中という不思議な雰囲気をピチカートストリングで、
妖精の横笛をフルートのスタッカートを多用して表現してみた作品。
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雨の日の廃墟街 (1コー
ラス終止)
<ストーリー>
かつては賑わい活気のあった街も、人々の去った今は抜殻と化した建物が並ぶだけの通りとなった。
道と屋根を打つ雨音だけが、ただ虚しくリズムを奏でていた。
<説明>
廃墟街の虚しい様子を長音のストリングと木管で、雨音をグロッケンで表現。
前半は人々が去った街を寂しみ、後半はかつての街の姿を回顧し感傷に浸る様子を描いた作品。
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月が見た戦争の記憶 (1コー
ラス終止)
<ストーリー>
遥か古の時代から今日に至るまで、人々は絶えず戦争を繰り返してきた。
欲に塗れて命を奪い合う人々の愚かさと、あまりにも容易に奪われる命の儚さを月は見続けてきた。
<説明>
長音のストリングとグロッケンで、奪い合い奪われ合う命の悲しさを終始表現。
後半からティンパニが加わり、一層重い雰囲気に。
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Déjà vu world (2コー
ラス前半でフェードアウト)
<ストーリー>
「前に見た気がする」誰も体験したであろう不思議な感覚「既視感」。
記憶が時を遡ったのか、この体に生まれ変わった魂が持っていた記憶なのだろうか。
<説明>
ピアノをメインパートに据えて、短音のストリングでテンポ早めのワルツを刻む。
前半で既視感の不思議な感覚を、後半は記憶の源を追うも結局わからず謎に戻る様子を描いた。
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風使いの草原 (1コー
ラス終止)
<ストーリー>
青空の下に広がる広大な草原。
ここを吹く風は、風を操れる妖精達が戯れて起こる風なのだという。
<説明>
短音のストリングと木管で妖精の戯れる様子を表した。
中間で妖精が風を起こして遊ぶ様子、後半では妖精が集まって次第に賑やかになる様子を描いた。
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空の迷宮 (2コー
ラス前半でフェードアウト)
<ストーリー>
吸い込まれそうな青空に漂う雲の中は、
吹き抜ける風が迷い込む迷宮のような場所なのなのだろうか。
<説明>
ストリングの和音とハープの音色でミステリアスな雰囲気を表現。
前半は風が雲の中を彷徨う様子、後半は出口を見つけ飛び出しが風が別の雲に迷い込む様子。
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時渡りの伝説 (1コーラス終止)
<ストーリー>
過去へ時を遡る、あるいは未来へ時を超えるという“時渡りの伝説”。
現実ならば、我々の知る歴史は時を渡った者が過去に干渉した結果生じたものだということだ。
<説明>
前半は主人公の知る“歴史”を、中盤でハープを交えて時を渡った主人公の歴史への“干渉”を、
後半はハープを残し、今の歴史が自分の過去における干渉の結果成ったことを知る様子を描いた。
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ト
ラウマ・ペイン (2コーラス前半でフェードアウト)
<ストーリー>
忘れたい過去は誰にでもあるものだが、過去として心に刻まれた記憶を消すことは誰にもできない。
胸に負った痛みと向き合い打ち克ったときに初めて見える未来があることだろう。
<説明>
オルガンとハープシコードの伴奏にバイオリンの主旋律を乗せて、“痛み”の過去を表し、
中盤で木管3種を加えて展開、後半は拍子が変わり過去と向き合おうとする主人公の心境を表した。
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古
より都を吹く風 (2コーラス前半でフェードアウト)
<ストーリー>
遥か古の日より栄えるこの都も、長い月日の中で姿を変え続けてきた。
今も変わらず吹きゆく風は、変わり続ける都の姿を見守り続けるのだろう。
<説明>
スネア・ティンパニのリズムに合わせ短音のストリングが刻む伴奏に木管が主旋律を重ねる。
中盤でストリングが長音となってハープを合わせて展開、終盤は第1主題の後半を繰り返し最初へ戻る。
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時
の声 〜涙を勇気にかえて〜 (2コーラス前半でフェードアウト)
<ストーリー>
悲しみを悲しみのまま引きずり続けるか、勇気に変えて前を向くかは自分次第。
失った仲間を想えば悲しみは絶えないが、彼らの遺志が俺を未来へ導いてくれたのだ…
<説明>
ピアノ連弾で高音部が主旋律を奏でる。全体をストリングが伴奏として支え、途中から木管が加わる。
4つの主題で構成、第2、第4主題を他に比べ弱めにして、感情が激しく揺れ動く様子を描いた。
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